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離職票が届かない・紛失した時の対処法|会社対応・再発行・仮手続き

離職票がないと失業保険の申請ができません。届かない・なくした時の対処法を全パターン解説します。

監修・編集 社会保険労務士 監修
失業保険・雇用保険カテゴリ専門 / 最終確認 2026-04-30

離職票はいつ届く?標準スケジュール

離職票は会社が手続きを進めて発行するため、退職から手元に届くまで通常10日〜2週間程度かかります。郵送でハローワークから会社経由、または会社から直接郵送されてくるのが一般的です。

離職票発行の標準フロー

退職日X月末
会社→ハローワークへの離職証明書提出退職後10日以内(法定)
ハローワーク→会社への離職票交付提出から数日
会社→本人への離職票発送退職後10日〜2週間
本人到着の目安退職後2週間〜1ヶ月

退職から2週間経っても届かない場合

1

会社の人事・総務に確認

「離職票がまだ届いていません。発送状況を教えてください」とメールまたは電話で連絡します。発送日と追跡番号を確認するのがベスト。

2

1週間待っても進展なければハローワークへ相談

管轄ハローワークに電話または窓口で「会社が離職票を発行してくれない」と相談します。状況によってはハローワークが会社に督促してくれます。

3

ハローワークから会社へ催促

ハローワークが会社へ電話や文書で離職証明書の提出を催促します。これだけで多くの場合解決します。

4

それでも出ない場合は仮手続き

離職票なしでも、会社が手続きしないことが明確であればハローワークで仮の受給資格決定を行うことができます(後述)。

会社が離職票を出してくれない場合

会社が意図的に離職票を出さない・遅延するケースがあります。この場合も法律で対処方法が定められています。

会社の離職票発行は法的義務

雇用保険法第76条で、会社は退職者から請求があれば離職票を必ず発行する義務があります。違反すると6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金。ハローワークから督促が入れば、ほとんどの会社は対応します。

  • ハローワークから会社への督促依頼
  • 労働基準監督署への相談(雇用保険法違反の通報)
  • 離職票なしでも「仮の受給資格決定」で先に申請可能
  • 悪質な場合は労働基準法違反として刑事告発も

「仮の受給資格決定」で早期申請する方法

会社が離職票を発行しない場合、ハローワークの判断で離職票なしでも仮の受給資格を決定できます。これにより失業保険の申請を早く開始できます。

1

ハローワークで状況を説明

「会社に離職票を請求したが発行されない」と窓口で伝え、督促依頼書(または相談記録)を作成してもらいます。

2

退職を証明できる書類を提出

雇用契約書、給与明細、退職届のコピー、源泉徴収票など、退職した事実を示せるものを揃えます。

3

本人申請による仮受給資格決定

ハローワークが個別判断で仮の受給資格を決定します。離職理由は本人の主張と会社への確認で判定されます。

4

離職票が後から届いたら正式手続き

離職票が届き次第、ハローワークに提出して本受給資格に切り替えます。給付額・給付日数が修正される場合があります。

離職票を紛失した場合の再発行

離職票を紛失・破損した場合は再発行が可能です。発行元によって手続きが異なります。

状況再発行依頼先必要書類
元会社が現存元会社の人事・総務本人確認書類・印鑑
会社が倒産・連絡不可管轄ハローワーク本人確認書類・退職を示す書類
離職票-1のみ紛失ハローワーク本人確認書類
離職票-2のみ紛失元会社経由でハローワーク本人確認書類・印鑑

再発行には2週間程度かかるため、紛失に気づいたら早めに行動しましょう。受給期間中であれば紛失しても再発行で対応可能です。

離職票の重要記載項目をチェック

離職票が届いたら、以下の項目を必ず確認してください。間違いがあると給付額・給付日数に大きく影響します。

  • 離職理由(自己都合・会社都合・特定理由)→給付制限の有無に直結
  • 賃金支払対象期間賃金額→基本手当日額の計算根拠
  • 被保険者期間→給付日数の決定要素
  • 離職時の年齢→給付日数の決定要素
  • 離職票-2の事業主記入欄→離職理由の根拠

離職理由に異議があれば必ず申告

「自己都合」となっていても、実際はハラスメント・残業100時間超・賃金未払いなどがあれば「会社都合相当」に変更できる可能性があります。離職票-2の本人記入欄に「異議あり」と書いてハローワークに提出しましょう。

よくある質問(FAQ)

Q. 退職後30日経っても離職票が来ない場合は?

A. 明らかに会社の怠慢です。すぐにハローワークに相談を。督促後も対応がなければ労働基準監督署への通報も検討。

Q. 離職票がなくても再就職活動はできる?

A. 可能です。失業保険の申請に離職票が必要なだけで、転職活動自体には支障ありません。エージェント・求人応募は離職票なしでもOK。

Q. 離職票の有効期限は?

A. 失業保険の受給期間(離職翌日から1年)内であれば有効。1年を過ぎると受給資格が消滅します。

Q. 離職票の郵送先住所変更は?

A. 退職前に新住所を会社に伝えるのが確実。退職後の場合は人事に転送依頼するか、ハローワークから直接郵送してもらう手続きを取ります。

Q. オンラインで電子離職票を受け取れる?

A. 2024年から「離職票電子交付」が一部運用開始。マイナポータル経由で受け取れる場合があります。会社の対応状況によります。

この記事のまとめ

  • 離職票は退職後2週間〜1ヶ月で届く(標準)
  • 2週間経過で会社へ確認、4週間経過でハローワークへ相談
  • 会社が出さない場合は法的義務違反、HW督促で対応可
  • 離職票なしでも仮の受給資格決定で先に申請可能
  • 紛失時は元会社かハローワークで再発行(2週間)

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