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離職票とは?何に使う書類か・離職票-1と-2の違い・有効期限と見方

離職票は失業保険(基本手当)を申請するための書類です。2枚あって役割が違い、記載内容によって給付額・給付日数・給付制限が変わります。届いたら何を確認すべきかまでまとめました。

監修・編集 社会保険労務士 監修
失業保険・雇用保険カテゴリ専門 / 最終確認 2026-04-30

離職票とは何か

離職票は、退職した人が失業保険(雇用保険の基本手当)を申請するための書類です。正式名称は「雇用保険被保険者離職票」で、-1 と -2 の2枚があります。会社がハローワークに離職証明書を提出し、ハローワークが交付したものが会社経由で本人に渡ります。

離職票でできること・できないこと

離職票はハローワークで失業保険の受給手続きをするために使います。会社が発行を代行するだけの書類で、これ自体がお金になるものではありません。失業保険を受け取らない(すぐ次の会社で働き始める)場合は、手続きに使う機会がありません。

離職票-1 と 離職票-2 の違い

2枚は役割が違います。どちらか1枚だけでは手続きできないため、両方そろっているか確認してください。

離職票-1離職票-2
主な役割給付金の振込先を指定する退職前の賃金と離職理由を示す
主な記載被保険者番号・氏名・離職年月日・払渡希望金融機関賃金支払状況・離職理由・離職区分
本人が書く欄振込先の金融機関(口座)離職理由への異議の有無など
給付への影響振込先の指定のみ給付額・給付日数・給付制限を左右する

離職票-2 には離職区分の欄があり、数字とアルファベットの組み合わせで記載されます。これは会社が記入した離職理由に基づくもので、最終的な判定はハローワークが行います。区分によって特定受給資格者・特定理由離職者に該当するかが分かれるため、給付日数と給付制限に直結します。

離職票の有効期限

受給期間は離職日の翌日から1年

失業保険を受け取れる期間(受給期間)は、原則として離職日の翌日から1年間です。離職票そのものに有効期限の記載はありませんが、この1年を過ぎると残っている給付日数があっても受け取れません。手続きが遅れるほど受け取れる日数が減るため、離職票が届いたら早めにハローワークへ行ってください。

病気・けが・妊娠・出産・育児・介護などで働けない期間がある場合は、受給期間を延長できる制度があります。該当しそうなときは手続きを先延ばしにせず、ハローワークに申し出てください。

届いたら確認する3か所

離職票-2 の記載は給付に直結します。会社が記入したものなので、事実と違っていないかを本人が確認する必要があります。

1

賃金支払状況(給付額のもと)

退職日からさかのぼって、賃金支払基礎日数が11日以上ある月を並べた欄です。ここに書かれた賃金から基本手当日額が計算されるので、残業代や手当の抜け落ちがないかを給与明細と突き合わせてください。

2

離職理由(給付制限と日数を決める)

自己都合か会社都合かで、待期後の給付制限の有無と給付日数が変わります。会社の記載に納得できない場合は、ハローワークの初回手続きで異議を申し出られます。

3

離職年月日・氏名・被保険者番号

日付が1日違うだけでも受給資格の判定に影響することがあります。氏名の誤字や番号の誤りも、その場で会社に訂正を依頼してください。

受給資格そのものは、原則として離職前2年間に賃金支払基礎日数11日以上の月が12か月以上あることで判断されます(倒産・解雇などの場合は要件が緩やかになります)。この月数が足りているかも離職票-2 で確認できます。

離職票が要らないケース

  • 退職後すぐ次の会社で働き始め、失業保険を受け取らない場合は手続きに使いません
  • ただし受給期間(離職日の翌日から1年)の間に再び離職する可能性もあるため、捨てずに保管してください
  • 雇用保険に加入していなかった期間だけの退職では、そもそも交付されません

「失業保険を受けるつもりがないから不要」と判断して会社に請求しないままにすると、あとで必要になったときに取り寄せる手間がかかります。請求だけはしておくのが安全です。

よくある質問

Q. 離職票の正式名称は何ですか?

A. 「雇用保険被保険者離職票-1」と「雇用保険被保険者離職票-2」です。2枚セットで、どちらも失業保険の手続きに必要です。

Q. 離職票は何に使うのですか?

A. ハローワークで失業保険(雇用保険の基本手当)を申請するために使います。離職票-1で給付金の振込先を指定し、離職票-2の賃金と離職理由から給付額・給付日数・給付制限が決まります。

Q. 離職票に有効期限はありますか?

A. 離職票自体に期限の記載はありませんが、失業保険を受け取れる受給期間が原則として離職日の翌日から1年間です。この期間を過ぎると、残りの給付日数があっても受け取れません。

Q. 離職票-1と-2のどちらが大事ですか?

A. どちらも必要です。-1がないと振込先を指定できず、-2がないと給付額と離職理由が確定しません。1枚だけでは手続きが進みません。

Q. 離職票は退職時にその場でもらえますか?

A. その場では受け取れないのが通常です。会社がハローワークに離職証明書を提出し、ハローワークが交付したものが会社経由で届くため、退職後しばらく経ってから郵送されます。

Q. 離職票が届かない場合はどうすればいいですか?

A. 会社に発送状況を確認し、進展がなければ管轄のハローワークに相談してください。会社が発行しない場合でも、仮の受給資格決定で先に申請できる場合があります。

この記事のまとめ

  • 正式名称は「雇用保険被保険者離職票-1」と「同-2」の2枚組
  • -1 は給付金の振込先を指定する書類、-2 は賃金と離職理由が中心
  • 使い道は失業保険の申請。ハローワークに提出する
  • 受給期間は離職日の翌日から1年。この期間を過ぎると受け取れない
  • -2 の賃金支払基礎日数と離職理由は、給付額・日数・給付制限に直結する

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